めんどくさがり恵香の日記&小話
◇=復活 ♪=O振り #=YGO 無印=その他オリとか
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
オリ
「じゃあ、また明日」
「ごめん」
「え?」
「明日は、ないんだ」
幼なじみで毎日のように顔を合わせて、毎日のように三人で遊んでいるから別れの言葉はいつも「また明日」だった。
今日も俺はいつものように別れの言葉を言った。
そうしたらどうだ。
明日がないって、どういう意味だよ。
「なんだよ。お前、まさかオヤクソクの引っ越しでもすんのかよ」
からかい半分に言った。
「違うよ」
苦笑いを浮かべながら否定された。
どうせ明日は用事があるからとかいう理由で「また明日」ではないんだろうと思いつつ、ただその場のノリで俺は続けて聞いた。
「なんだよ。明日お前死ぬのかよ。それともあれか?旅行」
「……違うよ」
「入院」
「違う」
「葬式」
「違う」
「……あと他になんかあったか?」
ネタが尽きた。
さすがにレパートリーが少ないなと自分でショックを受けた。
その間にも俺はなにかしらの反応を待ったのに、残念ながら無く、結局そのまま初めて「さようなら」という言葉を聞いて、俺は「じゃあな」と返した。
影が二つ並んで行く道をなんとなく眺めてから俺も背を向けて帰った。
そんな、馬鹿みたいなおかしな夢だった。
「まず、俺にお前以外の幼なじみがいるってことが馬鹿げてる」
「……そう、だね」
「なんだよ。急にしょぼくれて」
「ううん。なんでもないよ!なん、でも……」
そう言うと突然泣き出して、俺はよくわからないまま慰めた。
**
……いや、わからなくて正しい、よ
「じゃあ、また明日」
「ごめん」
「え?」
「明日は、ないんだ」
幼なじみで毎日のように顔を合わせて、毎日のように三人で遊んでいるから別れの言葉はいつも「また明日」だった。
今日も俺はいつものように別れの言葉を言った。
そうしたらどうだ。
明日がないって、どういう意味だよ。
「なんだよ。お前、まさかオヤクソクの引っ越しでもすんのかよ」
からかい半分に言った。
「違うよ」
苦笑いを浮かべながら否定された。
どうせ明日は用事があるからとかいう理由で「また明日」ではないんだろうと思いつつ、ただその場のノリで俺は続けて聞いた。
「なんだよ。明日お前死ぬのかよ。それともあれか?旅行」
「……違うよ」
「入院」
「違う」
「葬式」
「違う」
「……あと他になんかあったか?」
ネタが尽きた。
さすがにレパートリーが少ないなと自分でショックを受けた。
その間にも俺はなにかしらの反応を待ったのに、残念ながら無く、結局そのまま初めて「さようなら」という言葉を聞いて、俺は「じゃあな」と返した。
影が二つ並んで行く道をなんとなく眺めてから俺も背を向けて帰った。
そんな、馬鹿みたいなおかしな夢だった。
「まず、俺にお前以外の幼なじみがいるってことが馬鹿げてる」
「……そう、だね」
「なんだよ。急にしょぼくれて」
「ううん。なんでもないよ!なん、でも……」
そう言うと突然泣き出して、俺はよくわからないまま慰めた。
**
……いや、わからなくて正しい、よ
PR
この記事にコメントする
アーカイブ
プロフィール
HN:
そらら けいか
性別:
女性
趣味:
自己の追求(?) 絵とか
自己紹介:
落ちるとこまで堕ちた たぶんオタク人
夢は書く派でさらりと読む派でも書き終わったことはない
CPは NL BL GLバッチ恋☆
欲望のままに生きるダメな人の見本
夢は書く派でさらりと読む派でも書き終わったことはない
CPは NL BL GLバッチ恋☆
欲望のままに生きるダメな人の見本
フリーエリア
ブログ内検索