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めんどくさがり恵香の日記&小話 ◇=復活 ♪=O振り #=YGO 無印=その他オリとか
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「遊戯くん」

どうしてあの時ボクは振り向いてしまったのだろう。



「……」
「ひっかかったー」

ニコニコと獏良くんは楽しそうに笑っているけれど、思いっきり振り向いてしまったボクは「もー、やめてよ~」なんて軽口はいえなかった。

「痛かった?」
「……すごく」

正直に、モノスゴク痛かった。
ちょっと涙ぐみながら言うと、ふふっと獏良くんはまた笑った。

「ごめんね?」
「……」

怒る気にはまったくならなかったけれど、かといって笑い話にもできなくて、ボクはため息をひとつ小さく吐いた。



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 暑いんだか寒いんだかよくわからない天気が続いた今日この頃の本日の天気は晴れで、風は冷たいけど日差しは暑くなった。

「失敗したぜー」

 ボクは寒くなるだろうと思い(起きた時はスゴく寒かったんだ!)タートルネックの黒の長袖を学ランの下に着てきていた。
 救いと言えばこのシャツ自体そんなに厚い生地じゃ無いことだろう。

「失敗したなぁ、遊戯」

 ボクがだれている横で城之内くんは笑った。
 城之内くんはオレンジ色のロゴ入りTシャツを半袖Yシャツのしたに着ていた。さすがに先生にはボタンをしめろと言われていたし、ボクとしては逆に寒いんじゃないかと思ったけど城之内くんのYシャツは未だに風に揺れていた。

「それ脱いで学ランだけってわけにもいかねぇもんなー」

 本田くんは学ランは着ているけどその下は白のTシャツらしく、わりかし涼しそうだ。

「今日、体育あればよかったのにね」

 そう言う獏良くんは学ランのボタンをキチンと上まで留めている。見るからに暑そうなのに本人が涼しげな顔をしているせいなのか、フツウに見える。獏良くん自身別に暑くはないそうだ。

「ほんっと失敗……」

 ボクは机に突っ伏して、明日の天気予報はちゃんとみようと思った。



遊星と遊戯の話←




 旅をしているという青年に会った。
 オレは珍しくもその旅人に興味をもった。

 なにか不思議な雰囲気を醸し出しているその青年は、正直に言うと、初め少年だと思った。
 大きな瞳に、屈託なく、無邪気に笑う姿。身長は平均よりも下。全体的に細く、本人には悪いが軽く抱えられそうな体。
 聞けば年齢は自分よりも高く、驚いた記憶は真新しい。
 でも、妙に納得できるところもあったのも事実。
 青年がきて、いつの間にか一週間が経っていた。
 青年は気がつけば、何もないところや、空、ジャンクの山を見ていた。
 本当に見ているだけだったのだが、オレには時折、必至になにかを探しているように見えた。


 二週間と二日が経った。


 オレは前にも増して、理由を知りたくなった。
 探そうとしていないのに、探している、その寂しいげな目と、つらそうな表情の理由を。
 聞いてはいけないのではないかと思いつつも、オレの疑問――いや、好奇心と言うべきか――は心には収まらなく、激しい葛藤の末、ついに言葉に出したのは三週間と十日が経ってからだ。




「――あんたは何を探してるんだ」

「別に、なにも」

 ふっと、先程まで眺めていた空中から目を逸らすと、青年――武藤は笑った。

「そうだね、敢えて言えば……」


 オレは一瞬の胸の痛みに、目眩がした。

















 キミの探しているものと、同じくらい大切なものだよ。







***
相棒が仙人だなこりゃ
さりげなく1ヶ月も滞在してるとかね^^^^^^^
「十代ーこの間の」
「よるなくるな喋るなヨハンっ」
「え」
「ヨハン・アンデルセン……」
「ああっもうっ遅かったか!逃げろヨハンっ!!」
「ちょっと待てよ。なにがどうなってるんだじゅ……っ」
「死ね」
「ユベル!!」
「なんだなんだなにがどうなってるんだっ!!」
「とにかく逃げろヨハンっ」
「消えろ」
「ちょっ!!危な……って、待て待て待て待て待ってくれ……っ説明しろぉぉおおっ!!」

 で、どうしてオレが殺されそうになったのかっていうと、十代がユベルにオレと初めて出会ったときのこととか思い出話をしてたら急に機嫌を悪くしたそうだ。
 いい加減ユベルは嫉妬癖を直した方がいいと思う。オレの人生的な意味で。






**
じーえっくすはユベルと十代とヨハンしか書く気起きないのはたぶんユベルの愛のせい

亮十が実は好きだと呟いてみるが書く気は起きない
おそらくユベルの愛のせい

でもまめちゃんの書く(オタ)亮表も好きだよ
きっとユベルの愛のせい←
「なぁユベル」
「なんだい十代」
「ヨ」
「止めてくれないか十代っ!君の口が汚れてしまうよ!!」
「いや、なんで名前言っただけで……」
「駄目だよ十代。ボクは十代が奴の名前なんかを口にするのを見たくも聞きたくも想像したくもない!」
「そんなこと言われてもなぁ。オレは二人とも仲」
「十代っ!君までそんな酷いことを言うのかいっ!?」
「ちょっ、ユベル!?」
「十代、ボクには十代さえいればいいんだよ。十代以外なんていらないんだ。……ねぇ十代。それが君の愛だとしても言わないでおくれ」
「……そんな、寂しいこと言うなよ」
「寂しい?なにを言っているんだ十代」

 ボクは君と一緒にいるのだから寂しくなんてないよ。
 そう言ってユベルは幸せそうに微笑んだ。
 ユベルをこんな風にした原因のオレがこんなことを言う資格なんて持っちゃいないけど、それでも、寂しいなと呟いた。






**
ユベルに感化して十代が好きになりそうな今日この頃←
 ボクは少し変だ。


「遊戯くん」
「なに?獏良くん」
「どうしたの?」

 すごく心配そうに顔をのぞき込まれて、なにがかと首をひねったら、ぽたりと雫が落ちた。
 ……あぁ。泣いてたんだ。

「ううん、目にゴミが入っちゃって」
「そう?ならいいんだけど……」

 まだなにか言いたそうな獏良くんにボクは尋ねた。

「獏良くん」
「なに?」
「どうしたの?」

 すると獏良くんは一瞬目を見開いて、あぁとほとんど息だけの声で納得したかのように一つ頷いてから言った。

「ボクの代わりに泣いてくれたんだ」



   受信者と発信者





****

つっ、続きなんてないんだからっ!
「十代……」
「……おーい」
「あぁ、十代。早くキミに会いたいよ」
「ユベルー?」
「じゅーだい……」
「……。あっ、十代だ」
「……ヨハン・アンデルセン。そう言う嘘はボクには通じないよ」
「なんだ。聞こえてんじゃん。なんで応えてくんないんだよ」
「それはボクがキミのこと嫌いだからだよ」
「うわっ。これ以上なくはっきり言ったなぁ」
「邪魔だから消えて」
「ひっどいなぁ。オレだってお前と仲」
「ボクは十代さえいればいい」
「……十代からの伝言預かってる人に向かっ」
「それだけ聞く。早く言いなよ」
「……はぁ」

 ソワソワイライライヤイヤながら聞いてきたユベルに「オレも一緒に帰ることになった」って、……すっげぇ言いにくいなぁ。


じーえっくすだよ






「お前はいつも、どぉして、そぅなんだ、よ」
「もちろん。十代が好きだからさ」
「だから、それは、もぅじゅーぶん、わかってる、って」
「わかってないよ、十代」
「……できれば、もう少し、表現の仕方を変えてくれ」
「十代。それはできないって言っているじゃないか」

 ユベルはそう言いながらオレの首に軽く圧力を掛けていた手を離した。

「だって、愛しているんだから」

 愛されすぎて困るってこと、ほんとにあるんだなって最近特に思うようになった。

別体

※獏vsバク?
二人とも高校生だよ 双子設定だよ
うん いつものこと←





「おい。なにしてやがる」
「え、鞄の荷物を出してるだけだけど?まさかそれさえも判断できないバカになっちゃったの?」
「ちっげーよ!!なんでオレ様の鞄からテメーは勝手に荷物出してんだっ!」
「休むかなーと思って」
「ふけるんなら元々準備なんかするかっ!!」
「……」
「……なんだよ」
「お前、変わったよね」
「はぁ?」

 学校を自主的に休むことが学生の本分だとかなんとかよくわからない理由を立てて、一ヶ月に四回登校すればよい方だった弟が、去年転校してからというもの毎日のようにきちんと他の学生たちと共に通っている。

「遊戯くんってすごいなー」
「は?なんだよ、遊戯がどうしたって」

 弟はまだ知らない。
 いつまでも、知らなければいいと思う。

「泥沼はイヤだものね」
「はぁ?遊戯が泥沼にでもはまったのか?」

 一応、兄としてバカな子ほどかわいいと、一応唯一無二の双子として好きだと思っているのだ。
 まさかどこにでもある漫画のような展開だけは避けたい。

「ねー」
「なにが『ねー』だ、なにが!」

 それを避けるにはボクは鬼にでも悪魔にでもなってみようじゃないか。

「まぁ、とりあえずボクら以外に敵が出てこないことを祈ろうね」
「……了。頼むから会話してくれ」

 ボクたちはタイムリーにもこの次の日、もっともキケンな敵と知り合うのだった。



「うわぁー。夏って感じだね」
「そうねー。いきなり夏っぽくなったわね」
「うん」
「遊戯、アイス食べない?」
「あっ、いいね」
「行きましょ!」
「ちょっ、ちょっと待ってよ杏子!」
「早く早くっ!」

 どんどん先に行く杏子がとても眩しくって目がくらんだ。

プロフィール
HN:
そらら けいか
性別:
女性
趣味:
自己の追求(?) 絵とか
自己紹介:
落ちるとこまで堕ちた たぶんオタク人
夢は書く派でさらりと読む派でも書き終わったことはない
CPは NL BL GLバッチ恋☆
欲望のままに生きるダメな人の見本

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