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めんどくさがり恵香の日記&小話 ◇=復活 ♪=O振り #=YGO 無印=その他オリとか
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「夢みたいですよ」

骸が笑った。
とても、とても楽しそうに笑った。
声をあげて、冷たい目でオレを見下ろしつつ笑った。

「そう、夢」

腹部に強烈な痛みが走った。
骸に蹴り上げられたんだと認識するのは二度目の蹴りが入った時。
口の中は鉄の味が広がるだけ広がっていて、鼻ももうおかしくなっているようだ。血の臭いしかわからない。
目が霞んできた。
けれど意識は痛みのせいでやたらとはっきりしている。
オレはただ痛みに耐えながら骸のぼやけた顔を見上げた。

「さぁ、君はこの夢の光景を見てなんと思うのですか?」

教えてくださいと言うものの、声を発するための喉はとうに潰れてしまっている。
それは骸にもわかっているはずなのにわざわざ尋ねてくることに煩わしさを多少感じたものの、もうどうでもよくなってきた。
床に転がったオレの手を踏みつけるとそのまま体重を思いっきりかけてきたようで、嫌な音と更なる激痛がオレを襲った。

「これが、君の、望んだ結果ですか?」

多少は違うけど、まぁだいたいそうだよ。とも言えず、影を見つめた。

「僕は……で……なか……た」

もしかしたらもう瞼は閉じているのかもしれない。そんなこともわからないほどに視界は暗かった。なんとなく、骸は立っていて、オレを見下しているんだろうなとは思った。声は上から降ってきているから。

「ぼ……こん……認め……ん……でませ……」

あぁ、悪いけどもう耳も聞こえなくなりそうだ。
ごめん。
結局お前がなにしたかったのかわかんなかったよ。
怒りたかったのか?殺したかったのか?……泣きたかったのか?




もう なにもわからない



**

補足
十代目は嫌々(?)ながらも十代目

骸 マフィア超嫌々ながらも守護者

骸無自覚ラブ

~数十年後

うっかり暗殺事件勃発

蜂の巣十代目

現場に一番到着骸さん(無自覚さん)

虫の息の十代目発見

冒頭


みたいな 超展開

……ごめん
またシネタだよねリボ……
……書きやすいんだよ
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プロフィール
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そらら けいか
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女性
趣味:
自己の追求(?) 絵とか
自己紹介:
落ちるとこまで堕ちた たぶんオタク人
夢は書く派でさらりと読む派でも書き終わったことはない
CPは NL BL GLバッチ恋☆
欲望のままに生きるダメな人の見本

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