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めんどくさがり恵香の日記&小話 ◇=復活 ♪=O振り #=YGO 無印=その他オリとか
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「いい、な」

 ぼそりと呟かれた小さな願いはたぶんオレにしか聞こえてないだろう(近くにはオレしかいないし当たり前か)。
 その時。あぁ、そうだと思いついた。
 どうしてこんな簡単なことに気付かなかったのかと改めて後悔したけれど、たぶん、今言っても大正解だと思ったオレは三橋の肩を指で突き、羨望の眼差しを受けている相手からオレへと視線を変えさせてもらった。

「でもさ、友達。だよね、オレたち」

 三橋は目を見開き、数回瞬くと顔を少し赤くしながらも青ざめるという芸当をやってのけた。

「……オレと友達なの、イヤ?」

 そんなことはないだろうなと思いつつもダメ押しをしたら案の定、三橋は頭を犬かなにかのようかなりの勢いで振り回し否定した。


 なんでこの間「友達」って単語が出てこなかったのか不思議でたまらない。
 どう考えてもあの時にはすでにオレたちは「友達」だったはずなのだから。


**
一緒に他愛もない話に興じて、笑うのは友達だろう?


みたいな




**
私はそう思わないけど←
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「歌、歌おうぜ」
「なんでいきなり……」
「なんの、歌?」
「三橋。話に乗るな」
「そうだぞ三橋。田島が調子に乗るからな」
「えー?いーじゃんか。つまんねぇんだもん」
「だからって……とにかく。今はやめろ」
「三橋はなに歌いたい?」
「なんでも、いい、よ」
「こら田島。三橋を悪の道に引きずり込むな」
「よし、浜田。体張って全力で田島を止めるんだ」
「えー!?ここに来てまさかの裏切りかよぉ!」

「そこ。さっきからうるさいぞ」

「「「「すみませーん!!」」」」


楽しそうな笑い声が一瞬だけ広がった。




**
たぶんグループ学習かなにかをしてたんじゃないかな?
「ふっ……、くるし、ょ……」

 どこらへんがどう苦しいのか聞いても何にも応えないからそのままオレはねじ込んだ。
 とりあえず、窒息死するほどはしてないはずだし、いいだろ。



**
この相手は個人的にハルナサンダー 

*追記*
もうコレは夢でもよかったかもしれない
「手、つながない、の?」
「……」

一緒に出かけるときはいつも手を引いて歩いていたけれど、久しぶりに二人で歩いていたらなんとなく手を出しそびれてしまい、そのまま半歩後ろに付いていたら、レンレンがポケットに手を突っ込んだまま振り返りそういえばと小首を傾げた。

「……バカ」

あたしは大きく一歩踏み出し、レンレンの手を引っ張り出して前を歩いた。

「行くよっ!」
「なんで、怒ってるの?」
「知らない!!」

2/ 4月 9:19
From 廉
件おめでとうございました―――――――――――――――昨日誕生日だったんですね。オレ、利央くんに聞いたんです。
遅くなったけど、おめでとうございます。


--------------------------------------------------
 好きな奴(別に深い意味はない)から届いたメール。
 本文には、オレの誕生日を祝う言葉が書かれている。
 しかし、オレの誕生日は2月2日。今日は2月4日。
 オレはとりあえず、間違った情報の出どころ辺りをシめにいこうと思ってるんだが……。

「どう思う?」
「……ほどほどにしとけよ」


**

準さんはまだ恋に目覚めてない設定で
……また 忘れてたとかじゃないんですよ 誕生日
「ぁ、あり、がとう」

 気が弱くて、常にオドオドビクビクしてて、生きるのが大変だろうにと思い親切心で、上を向いて歩いてた方が変に突っかかってくるヤツは出てこないだろうし友達もできると思うよといったら、キラキラした眼でお礼を言われた。
 でもそれはほんの数秒しか見れなくて、三橋はまた少し背を丸めて呟くように「でも、どうせ、オレなんかに、友達 は できない、から」と言った。
 オレは聞こえなかった振りをして、なあに?と聞き返したらなんでもないと予想通りの応えを返されたので、予め用意してた返事を軽くして、当たり障りなく会話を終了させた。

 本人がそう思いたいのならそれでもいいと思ったのは事実で、放って置こうとも思ったのに、なぜか後悔してる自分がいた。
「三橋って、結構鋭い?」
「うっ、ぇ?」

 いつものように笑ってみんなとお喋りをしていたら、くぃと服を引っ張られて眠い?と一言尋ねられた。
 確かに昨日はうっかり夜更かししてしまい朝から眠気が覚めず、実は殆ど人の話は聞き流していたけれど、それを悟られたのはもしかしてもしかしたら初めてかもしれない。
 ……まぁでも相手は三橋だし、特には考えてないだろう。

「なんでもないよー」


 三橋を意識し始めたのはそのたった一言だった。
「いい加減にしろよお前ら」
「いずみくん」
「だぁってよぉ……田島が」
「だってオレだって欲しいもん!」
「!田島くんも、怪我してるの?」
「ん~んー。してない」
「?」
「でも欲しい」
「今緊急で絆創膏が必要なのはオレ!田島は必要ないんだからいいだろ?」
「浜田のキズだってそんな深くないじゃん。フヒツヨウだね」
「それとこれじゃあ話が別だ!絆創膏早く返せ」
「ヤダ」

「……」

どうしても主張を譲らない両者。もう浜田の血も止まってる。いらないと言えばいらないが、三橋も心配しているし、なにより怪我もしていない田島に絆創膏を渡すのはしゃくだ。しかし、もう血も止まっている浜田に絆創膏を渡すのも釈然としない。一番無難なのが三橋が絆創膏を誰にも渡さずポケット(鞄でもいいけど)に戻すことだろう。
けれども、オレが一番絆創膏に遠いということだけがハッキリしているこの状況下で、今更ながらオレは絆創膏を手に入れる策略を練り始めた。
「三橋?」

 手を伸ばし、すこすこと寝息をたてて寝ていた三橋の頭に手を置いて撫でたら、ふにゃりと笑い名前を呼ばれた。
 寝言だとわかっていても、いや、寝言だからこそなのかなにか不意打ちをくらった気がして悔しくて呟いた。

「……反則だ」

 でも、なにがどう反則で不意打ちなのかわからなくて、なにかモヤモヤしながらも、わからないことにほっとしている自分がいて、なんだか入り組んだ迷路に迷い込んでしまった気分になった。
「でさぁ、なんでアイツはあんな変な雄叫びあげたんだ?」
「さぁ?……嬉しかったってのはわかりましたよ。顔、ニヤついてましたし」
「ふーん。んじゃあれ、オレに知られたくなかった理由は?」
「たぶん……、準さんが三橋のこと気に入ってるっぽかったからじゃないですか?」
「はぁ?バカかアイツ。そんな女盗られるみたいな心配して……」
「スッゴい気に入ってるみたいですよ?なんか」
「へぇ……からかうの楽しそうだな」
「オレに同意を求めないでくださいよ……」
「いーじゃねぇか。あっ、次オレだ。またな、迅」





**
利央をからかうつもりで三橋KOIしちゃったらいいよねって話(わかんねぇよ)
プロフィール
HN:
そらら けいか
性別:
女性
趣味:
自己の追求(?) 絵とか
自己紹介:
落ちるとこまで堕ちた たぶんオタク人
夢は書く派でさらりと読む派でも書き終わったことはない
CPは NL BL GLバッチ恋☆
欲望のままに生きるダメな人の見本

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