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めんどくさがり恵香の日記&小話 ◇=復活 ♪=O振り #=YGO 無印=その他オリとか
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「つまりだ。西浦の4番田島と三橋が遊んでるところにリオーが割り込んで」
「誘われたんですっ」
「一緒に遊んでる途中、三橋のメアドを聞き出したと」
「微妙に人聞きの悪いこと言わないでくださいよ。ちゃんと合意の上で交換したんですから」
「っへえー。利央が合意なんて言葉知ってたとはなぁ」
「ヒドっ!」
「でも、実際のところ合意というよりも」
「迅っ!」
「は?なんだよ。迅、あんな奴どうでもいいから言え」
「押し売ったって感じですね」
「じぃぃいいいんっ!さっきっからなんだよお前ぇっ!オレ達親友じゃなかったのかよ!」
「押し売りねぇー。どんなかんじ?」
「たしか」
「実はオレのこと嫌いだったのかっ。そうなのか!?ヒドすぎる!」
「利央が、メアド教えるから教えてって頼んだんですよ」
「……普通じゃね?」
「いや、勢いが凄かっったんですよ。なんかもう押せ押せっていうかなんていうか」
「恥ずかしいからいうなって!」
「……つまんね」
「ぇぇえええ!準サンっ、それはそれで傷つくものが!」
「お前、オレにどうして欲しいんだよ」
「是非ともほうっておいて欲しいっすね」
「おお、じゃあお望み通りにしてやるよ。監督に言っとくな。利央がオレとコンタクト取りたくないようなのでバッテリーはやっぱり他の奴でって」
「そ……っ、そそそそそんなぁ!」

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「っだぁぁあああ!!」
「なんだよ利央。いきなり叫んで」
「準サンには関係ないです!」
「あっ、聞いてくださいよコイツ……」
「じぃぃいいんっ!!言うなっ!準サンにだけは言うな!」
「へぇ~?で、なんだって、迅」
「あのですね」
「うわぁぁあああっ!!」
「ちょ、黙れよお前」
「迅の裏切りものぉっ!」
「三橋からさっき声援が届いたんです」「はあ?」
「ぅ゛ー」
「三橋って……西浦の?」
「!よく覚えてましたね」
「ここに着たのか?」
「いえ、メールで」
「めぇる?」
「もういいでしょ準サンっ!」
「お前、なんでミハシのメアド知ってんの」
「準サンには教えません」
「なぁ、迅なんで?」
「それはですねぇ……」
「っだぁぁあああ!!迅っ!いい加減にしろっ」
「三橋は狡いよ」
「……」
「あんな、ムボービな顔しちゃってさ」
「……寝てるからだろ(確かにそうだけど)」
「そんで本人気付いてないだぜ?」
「……自分なんて鏡使わなきゃ見えないんだから普通だろ(確かにその通りだけど)」
「だいたいこんなとこで寝てたら……」
「……」
「襲いたくなっちゃうよなぁ?」
「バカなこと言ってないで早く起こせよ(そして同意を求めるな)」
「……襲っちゃおっかな」

もちろんオレは田島の魔の手から三橋を逃がすため、三橋の席に向かって歩き出した田島をべしんと叩いてから気持ちよさそうに寝ている三橋の肩を叩いた。

「……ん、う?……いずみくん」
「……はよ。三橋、今度から寝るときはお面付けて寝た方がいいみたいだぜ」

たぶん、オレのナンカもそう願ってる。






**
なぜ最初に田島君に起こしに行くよう促したのかはたぶん位置関係的に田島君のか三橋に近かったんだよ
たぶん
でなきゃ泉はちゃんと起こしに行ってる
例え寝起きの三橋のぽえぽえ顔にやられるとヤバいなと無意識下に思いつつもね!
「……」

「たじまくんっ」
「田島ァっ!」
「ダメ!」

「……」

「たじま、くん。お願いっ」
「ダメったらダメ!」
「田島ァっ!ちったぁオトナになれっ」

「……」

「はっ、ハマちゃんが、し、しんじゃ……っ」
「ぃいやいやいやっ、死なないって!こんくらいじゃ死なねぇからっ!」
「ほら、浜田は大丈夫だって三橋」
「いや、大丈夫だからって不必要とは言ってねぇよ!」
「ぅうっ」


指をうっかりザックリカッターで切った浜田に三橋が絆創膏を渡そうとしたら田島が絆創膏を奪って懐へと持っていってから始まったこの問答は一向に収集がつかなそうだ。オレはといえば果たしてどちらに味方すればいいのかと真剣に悩むことしかできなくて、手も足も口もだせなかった。
まぁ、ただ単に呆れていたというのが一番の理由だけど。






**
続くかな?続かないかな
たぶん 続かない
でも続かないとイミフで終わるなこれ
……こんなときはフィーリングでGO!
「うっわぁ~!すっげぇ夢見たっ」
「どんな?」
「……泉の葬式にでる夢ー」
「うわっ、縁起悪っ!つーか勝手に人を殺すなよ」
「夢なんだから仕方ねぇじゃん。フカコウリョクだ!」
「そんでも見るな。てか、本人に報告すんなよ。んなもん」
「なっ、なんで、そんなの、見たんだろ、ね」
「予知夢とか?」
「はぁ?なに、オレもうすぐ死ぬってこと?」
「じゃ、逆夢」
「葬式の逆ってなんだよ」
「……なんだろ?」
「知るかっ」

 キャハハと笑う田島たちを眺めながらオレは1人、それが近々起こる正夢だったらいいのにと密かに思った。

「ハマちゃん」
「ん?なんだよ三橋」
「楽しそう」
「うん、愉しいよ」

 いつかの未来を想像するのってほんと愉快。


**
……私の書くハマちゃんって病んでるなぁ……
「あじぃーっ!」
「あつい、ね」

今日は練習が珍しく午後のみのラッキーデー。
野球もその練習も大好きで、やりたいことには変わりないけれど、やはり花のコーコーセーとしてはなんの予定も入っていないだらだらできる時が一番だ。
そのだらだらできる午前中に、是非とも三橋と一緒にだらだらしたいと昨日の内に話していて良かった。
別に一人でだらだらしててもいいのだけれど、三橋が傍にいた方がきっといいと思ったのだ。 

「なんか、冷たいもの、たべたいね」
「そーだな。でも風呂にも入りたい」
「うん」 

うん、いい。
最近になって三橋から話しかけてくれることが増えた。
大抵食い物の話だけれど、それでもオレばかりが話し続けるのはつまらないから、それでもいいと思った。
まぁいつかはゲームとか、エロい話とかいろいろできるさ、きっと。

「なぁ三橋」

畳の上に仰向けになったまま、三橋は顔をオレの方にこてんと向けた。

「アイス、部活行く前に買おうぜ」

数秒じっと見つめ合って、ほぼ同時に笑った。

「ポッキーも買おうよ」
「ポテチも買って」
「あっ、かき氷もたべたいね」
「両方買っちゃえ」
「お腹、冷えちゃうよ」
「んじゃ、帰り」
「うん」

三橋はふふっと笑った。
駄菓子屋に寄るならもう家を出なければいけない。
体を起こしてまだ転がっている三橋の手を掴んで起こした。

「行こ」





**
……なにが書きたかったんだっけ
「廉」
「はい?」
「突然だけどさ、笑って?」
「う、ぇ?」
「笑って」
「なんで、ですか?」
「嫌か?」
「いえっ、そんなこと、ないです。でも、なんで?」
「んー、なんか試験前で緊張してるからちょっと廉に元気分けてもらおうと思っただけ」
「……」
「……嫌?」
「嫌、じゃないっです」



ホントにもう、ふにゃふにゃしたその笑顔を見るだけで元気になれるオレってすっげぇダメだなって思ってたけど相手が廉ならそれでもいいかと思い始めた今日この頃。
「泉って『くろーしょう』なんだってさ」
「……誰の入れ知恵だよ」
「ん、花井とか栄口とか」
「へー」
「大変だよな」
「誰のせいだと思ってんだよ」
「へっ?泉の性格のせいだろ?」
「おま」
「だってオレはオレの思うようにスナオに生きてんもん。気にする泉の性格が悪いね」
「……いつになく饒舌じゃねぇかコノヤロウ」
「へへん」
「ほめてねぇよ」



とりあえず三橋に一々ダイレクトアタックするのはよせと最初の話題に戻したら「くろーしょう」と指を指されながら笑われたので頭突きをお見舞いしてやった
「三橋の目」
「う」
「綺麗だよな」



そう言う田島君の目もキラキラしてて、力強くてかっこよくて、綺麗だ。
(たまに、ちょっと怖いと思うのは内緒だけど)
「いずみ、クン」
「……」
「……」
泉君がさっきから動かない。
かちこちに固まっていてまるで動く気配もみせない。
具合が悪くなったのか、なんなのかわからないままオレはただ泉君の名前を呼んだ。
本当にどうしたのだろうか。
いつもならどんなときでも名前を呼べばなんだとか、ちょっとまってだとか返事を返してくれるのに、どこかを見つめたまま動かない。
「いずみくん」
もう何度目の呼びかけだろうか、……数なんて数えていた覚えは元からないけどそれにしても10回以上は呼んでいるはずだ。
さすがにここまで放心状態なのは心配を通り越して悲しくなった。
――もしかして、スゴく、迷惑だった?
いや、迷惑どころではなく「最悪」だったのかもしれない。
あぁ、自惚れてたんだ。
いつもなにかと世話をやいてくれているからって、なんて思い違いをしていたんだろう。
嫌いだけど、無理してくれていたんだ。
無理して話を合わせて、きっとオレが泣かないようにしてくれていたんだ。
泉君は、優しいから。
嫌いなオレでも、優しいから、笑ってくれてたんだ。
なんてバカなんだろう。
「ご、ごめん、ね」
あぁ、本当に、もうダメだ。
できることなら時間をもとに戻したい。
バカだバカだバカだ。
どうしてあんなこと言ったんだ。
「うっぅ……ごめっ」
「はっ、ぇ、三橋?!なんで泣いてんのっ」
泉君は優しい。嫌いなオレにまで、スゴく優しい。
「三橋?」
なんていい人なんだろう。
「ぅう」
「……なんで泣いてるのかわかんないけどさ」
あぁ、しまった。呆れられた。
そうだ目の前で泣いてるんだ。人が目の前で泣いてたら困るんだ。
「ごっ、めんっ」
「あっちょ、三橋!」
早くどっか(できればトイレ)に行こうと走り出したら腕を掴まれた。
「!」
「三橋。オレ、お前がなんで謝ってくんのかわかんないけど、一言だけ、ちゃんと聞け」

「オレも、好きだよ」

**

「……なんだよ。あの2人の世界は……」
「んー。まるで入る隙がみつかんねぇ」
「っていうか、あれ下手したら危ない道に入ってるように見えねぇ?」
「なーに言ってんだよ浜田っ!」
「あははー、じょーd」
「入ってたら殺すよ。ゲンミツに」
「aん……っえ」
「なぁーんてな☆みはしぃー、いずみぃーオレも大好きだぞーっ!」
「…………あ、うん冗談だよな。うん冗談……ははっ……」


浜田君は見てはいけないものを見てしまったようです
プロフィール
HN:
そらら けいか
性別:
女性
趣味:
自己の追求(?) 絵とか
自己紹介:
落ちるとこまで堕ちた たぶんオタク人
夢は書く派でさらりと読む派でも書き終わったことはない
CPは NL BL GLバッチ恋☆
欲望のままに生きるダメな人の見本

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