めんどくさがり恵香の日記&小話
◇=復活 ♪=O振り #=YGO 無印=その他オリとか
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「ねぇ、海馬くん」
「それ以上ふざけたことを口にするのなら出ていってもらおう」
そう、ふざけている。
誰だ、この馬鹿にこんなふざけたことを言ったのは。
……そうだ。
「遊戯。その話は誰から聞いた」
「え?海馬くんが実は城之内くんのことが好きで、いつもの暴言の数々は愛情の裏返しだったって話?」
そう何度も言うな。何度も。
声をいくら顰めていても、聞こえる
お前は情報の出どころだけ答えればよかったのだ。
ああ、不愉快だ。
一度聞いた時はなんの冗談かと思った。
いや、冗談にしてもたちが悪すぎる。気持ち悪い。不愉快だ。
なんにせよ遊戯の口からそのような発言を聞くことがもう駄目だ。堪えきれん。
「……そうだ」
しかし答えを聴かねば後々困る。
まずは情報源である何者かを特定し、ソイツには人生最後の瞬間までこのオレに喧嘩を仕掛けてきたことを後悔させてやろう。
「海馬くん……そんなに落ち込まないでよ」
何を言っているのだ。
オレは湧き起こる怒りを最大限抑えているだけで、落ち込みなどしていない。
むしろ、楽しんでいる。
誰だかは知らないが、ソイツが不幸のどん底に堕ちる様を想像するのは愉快だからな。
「遊戯。貴様の目は節穴か」
「ううん。わかってる。大丈夫だよ海馬くん」
なにをわかっていてなにをわかっていないのだ。
だいたいなにが大丈夫なのだ。
まさか、いつも一緒にいるせいでアレに感化されたのかと思うほどに話が通じない。
「ほら……その、ね。男同士だし……いろいろ障害があると思うけど、二人のためにだったらボクは応援するよ」
ああ、これは重症だ。酷い誤解だ。
オレの目の前はブラックアウトしそうだが、ここで倒れるのはプライドもなにもかもが許せない。
「遊戯。オレは誰が流した噂だと聞いたのだ。答えないつもりか」
え、ああ、ごめんと言うと机二列先に屯している凡骨共の方を差した。
「獏良くんだよ」
うちゅ……いや、変人の仕業か。
本音を言えば、変人などとかかわり合いたくはないが致し方ない。
これがいい機会だと思うことにし、海馬コーポレーションの勢力を尽くしてこのオレを怒らせるとどうなるか身を持って思い知らせようではないか。
「遊戯。もう何度も言っているが、凡骨は凡骨以上でもなんでもない。あえて言うのであればそれ以下だ」
「そんなこと言わないでよ。友達じゃないか」
遊戯は眉を下げながら言った。
友達だと?
オレは今まで一度たりともそう思ったことはない。
「貴様らと友人になった覚えはない」
友人とは遊戯にとっての凡骨やらデュエリストでもない凡人やらオカルト好きやらのことだ。
「そんな……」
「オレは忙しいんだ」
オレは違う。
三千歩譲って友人だと認めてやるにしても、何故ヤツらより優れているオレがヤツらと同位置なのだ。
こればかりは四千五百歩譲っても許せん。
「貴様らと友達ごっこなどしている余裕などない」
遊戯はごめんと一言言うと教室から出ていった。
最初に不愉快極まりないことを言った方が悪い。
ああ、不愉快だ。
まぁ、遊戯はわりと話のわかるやつだ。冷静になってみれば自分の非を認めてこの馬鹿げた噂も嘘だったと気付くだろう。
……不愉快だ。
「それ以上ふざけたことを口にするのなら出ていってもらおう」
そう、ふざけている。
誰だ、この馬鹿にこんなふざけたことを言ったのは。
……そうだ。
「遊戯。その話は誰から聞いた」
「え?海馬くんが実は城之内くんのことが好きで、いつもの暴言の数々は愛情の裏返しだったって話?」
そう何度も言うな。何度も。
声をいくら顰めていても、聞こえる
お前は情報の出どころだけ答えればよかったのだ。
ああ、不愉快だ。
一度聞いた時はなんの冗談かと思った。
いや、冗談にしてもたちが悪すぎる。気持ち悪い。不愉快だ。
なんにせよ遊戯の口からそのような発言を聞くことがもう駄目だ。堪えきれん。
「……そうだ」
しかし答えを聴かねば後々困る。
まずは情報源である何者かを特定し、ソイツには人生最後の瞬間までこのオレに喧嘩を仕掛けてきたことを後悔させてやろう。
「海馬くん……そんなに落ち込まないでよ」
何を言っているのだ。
オレは湧き起こる怒りを最大限抑えているだけで、落ち込みなどしていない。
むしろ、楽しんでいる。
誰だかは知らないが、ソイツが不幸のどん底に堕ちる様を想像するのは愉快だからな。
「遊戯。貴様の目は節穴か」
「ううん。わかってる。大丈夫だよ海馬くん」
なにをわかっていてなにをわかっていないのだ。
だいたいなにが大丈夫なのだ。
まさか、いつも一緒にいるせいでアレに感化されたのかと思うほどに話が通じない。
「ほら……その、ね。男同士だし……いろいろ障害があると思うけど、二人のためにだったらボクは応援するよ」
ああ、これは重症だ。酷い誤解だ。
オレの目の前はブラックアウトしそうだが、ここで倒れるのはプライドもなにもかもが許せない。
「遊戯。オレは誰が流した噂だと聞いたのだ。答えないつもりか」
え、ああ、ごめんと言うと机二列先に屯している凡骨共の方を差した。
「獏良くんだよ」
うちゅ……いや、変人の仕業か。
本音を言えば、変人などとかかわり合いたくはないが致し方ない。
これがいい機会だと思うことにし、海馬コーポレーションの勢力を尽くしてこのオレを怒らせるとどうなるか身を持って思い知らせようではないか。
「遊戯。もう何度も言っているが、凡骨は凡骨以上でもなんでもない。あえて言うのであればそれ以下だ」
「そんなこと言わないでよ。友達じゃないか」
遊戯は眉を下げながら言った。
友達だと?
オレは今まで一度たりともそう思ったことはない。
「貴様らと友人になった覚えはない」
友人とは遊戯にとっての凡骨やらデュエリストでもない凡人やらオカルト好きやらのことだ。
「そんな……」
「オレは忙しいんだ」
オレは違う。
三千歩譲って友人だと認めてやるにしても、何故ヤツらより優れているオレがヤツらと同位置なのだ。
こればかりは四千五百歩譲っても許せん。
「貴様らと友達ごっこなどしている余裕などない」
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……不愉快だ。
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夢は書く派でさらりと読む派でも書き終わったことはない
CPは NL BL GLバッチ恋☆
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