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めんどくさがり恵香の日記&小話 ◇=復活 ♪=O振り #=YGO 無印=その他オリとか
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「どこか遠くに行きたいな」

そんなことを言った次の日オレは見知らぬ土地の見知らぬベッドで朝を迎えた。例によって例のごとく、カメレオンを頭に乗せたヒットマンが至極満足そうに丁度良いなと夕べのその時言っていたのを思い出したから、犯人はアイツだろう。

「……けど、なにがどう丁度良かったんだよ」

なんにせよ、どこか遠くに来たことだけは確かだろう。
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「手、つながない、の?」
「……」

一緒に出かけるときはいつも手を引いて歩いていたけれど、久しぶりに二人で歩いていたらなんとなく手を出しそびれてしまい、そのまま半歩後ろに付いていたら、レンレンがポケットに手を突っ込んだまま振り返りそういえばと小首を傾げた。

「……バカ」

あたしは大きく一歩踏み出し、レンレンの手を引っ張り出して前を歩いた。

「行くよっ!」
「なんで、怒ってるの?」
「知らない!!」
(ちょっとまめと一緒に設定を考えた)
★盗賊王(バクラ)と遊戯(ユウギ)の話
アニメが基本なような原作意識のやっぱりアニメ基本な感じな
★ディアディアンクが出てくる古代妄想捏造パロ
原作を全部見てから書きたかったと言うのは秘密のアッコちゃん
しかも

★表がにょた化なので

注意です

でもかなりにょた要素少ないです
あとユウギは元奴隷でなんか言語能力がちょっとアレ?よ っていう私のいろいろある設定(ハチャメチャだなぁおぃ)
★まめの期待どおりにはできてないよ
それから
★いつも通り 文面おかしいです
突っ込まないでね
それでもよければスクアーロ






























 ありとあらゆる金銀財宝。
 それらを狙って奪う、俗に盗賊と呼ばれる者。その内の一人であるバクラという名を持つ男は、今夜王家の谷の先代国王の墓を荒らし、更には亡骸までもを盗んでくるというこれ以上のない大罪を犯してきた。
 全ては王家への復讐のため。
 そして、ついでにもう一つ――。


 さて、そのバクラと言う名の男は現在、仲間へのお宝の分配とともに臨時お勉強会を開いていた。





「ほらよ。コイツがお前のディアディアンクだ」

 数ヶ月前。とあるところで開かれた闇市に、食料などの補給もかねて立ち寄った際、好奇心に駆られて忍び込んだ商品を保管してあるテントに独り、格子に囲まれていたガキを連れ出した。ほぼ無計画だったため追っ手を撒くのも苦労したが無事成功。
 それ以来、ソイツ――ユウギも一緒に行動している訳だが、困ったことが3つばかりあった。
 まず、性別。
 最低限の食事しか与えられていなかったのは一目瞭然だったが、まさか女とは思ってなかったのだ。
 最初の内は別に男にしか見えなかったし、とくに問題もなかったので放っておいた。が、食事が良くなったせいか肉付きが良くなり最近になってはかわ……女にしか見えなくなってきた。とは言っても、元が栄養不摂生だったため女の子って感じだ。
 だが、この盗賊団の奴らは当然野郎ばかりの集団。なにかと問題を起こすのではないかと目が離せないのだ。
 残りの2つは体力と言葉。
 ユウギは、王と王宮の一部高神官のみが使うことが許されているディアディアンクもウェジュをも使うことなく精霊を呼び、使役することができる上、他人の《カー》をも見極めるという特異な才能を持っていた。しかも、普通一人一体のみ存在する精霊がユウギには二体もいる。
 しかし、その代わりに体力は想像を絶する程に普通以下(流石に一緒に行動しているうちに、少しは体力がついたと思うがそれでも低い)。その上元々言葉を発する機会が無かったらしく滑舌が果てしなく悪く、知っている単語も少なかった。
 元々馬鹿では無かったので、滑舌と言葉の意味はなんとか練習させれば教え込むことができる、と思ったら大間違い。
 意味は覚えても、喋りすぎると途中で疲れて、喋れなくなる上動けもしなくなるのだ。
 おかげで日々少しずつしか練習することはできないし、単語喋りでしか会話はできない。それなのに関わらずユウギはオレの名前を(全部言うと疲れるからと、バクラではなくバクとは呼んでるものの)無意味に何度も呼んできたり、オレの喋ったことを復唱するなどというやたらかわいいこうど……いや、只の体力消耗を繰り返している。
 このままでは、そろそろ最後の大勝負に出たいのに気がうせ……連れて行けない上、最悪足手まといになる。
 そこで、兼ねてから考えていたこのディアディアンク。

「いぁ」
「ディ、だ」

 予想以上に上手く発音することができないらしい。もう少しぐらいまともかと思っていたが……これはなかなか、つらそうだ。

「いあいあーく」
「ディアディアンク」

 ……それにしても、

「いぇあえあぅく」
「ディアディアンクだ」

 この可愛さは尋常じゃねぇ。

「であであんく」

 舌と、唇の動きを覚えるために、大きなアメジストをこっちに向けてくる様は何とも言えない。
 いつも思うが、この瞳は綺麗すぎる。
 なんだってこんなに綺麗なものが市に出されるような世の中なのだろうか。こんな世の中だからこそ会えたのだが……

「……バク?」
「あ、わりぃ。今のも間違いな」

 しまった。
 オレ様としたことが瞬間トリップしてしまっていたようだ。
 気を取り直し、口を動かす。

「ディアディアンク」
「でぃあであんく」

 それにしても、ディアディアンクのどこが発音しにくいのだろう。
 やはり舌に力を加えるのが難しいのだろうか。
 まぁ、だんだんと良くなってきているからいいか。

「ディアディアンク」
「でぃあでぃ、あんく」
「ディアディアンク」
「でぇぃあ、でぃ、あんく」
「ディアディアンク」
「でぃあ、でぇぃ、あん、く」
「っだぁぁああもういいっ!とにかくコイツは今からお前のだ!!」

 永遠に終わらなさそうだったのと、さすが体力の限界が近づいているらしく、息を切らせていたので完璧な発音は諦めた。
 だいたい、つい夢中になってしまったが「ディアディアンク」を喋れるようになるよりも先に試さなければならないことがある。


「おら、付けてみろ」

 ずいと押し付けると、ユウギの視線はディアディアンクを通り越し、オレの左腕に向けられた。

「あぁ、これか?」

 オレの左腕にはすでにディアディアンクが付けてある。

「これはオレ様のだぜ。まぁ、正しくいゃあ先代国王、アクナムカノンのだがな」

 ユウギに渡したのはたぶん、盗ってきた部屋の大きさや宝、位置からして王妃のものだろう。
 先代国王の王妃もディアディアンクを持っていたというのは噂のみで、確固たる情報は無かったがどうやら真実だったらしい。

「腕貸せ」

 ディアディアンクを受け取ったものの、付けるのに四苦八苦するユウギを見かねて腕を取った。
 細い腕だ。自分のとは全く違う。少し、力の加減を間違えただけで壊れてしまいそうなほど細い。
 ディアディアンクのサイズも合わず、仕方なく服の一部を切り取り、詰めることにした。

「……ほら」

 ユウギはたった今腕に付けられた、松明に照らされ煌めく金を眩しそうに見つめた。

「ウェジュが無くても、それがありゃ精霊はソコに居れんだろ」

 今はユウギを媒体に出てきている精霊も、今度からはディアディアンクを媒体に出てくればユウギの負担は減って、体力も普通になるんじゃないかと思い付いたのは、ウェジュと、ディアディアンクの働きを知った時だ。
 ユウギの精霊はユウギの負担になりたくないと、あまり表には出てこない。ユウギも、そんな精霊達の意思を汲み取りあまり召喚はしないが、存在していることには変わりなく、精霊を出しても、出してなくても多少の違い。精霊自体を肉体から離さなければダメらしい。
 《カー》は通常一人一体。それはどんな人間でもコツさえ掴めば召喚できる。だがディアディアンクを使えば、ウェジュに封印された数体の《カー》を一度にディアディアンクに宿し、使役できるという。
 一度ウェジュに《カー》を封印するのは、《カー》を鎮め、《バー》の負担を減らすため。
 最も、王宮神官団は罪人の《カー》……魔物を封じ込め、罪の重さを測り、罪人を裁くと同時に得た魔物利用するために使っていることの方が多い。《バー》の回復を狙ってウェジュに封印するようなものは位が高く、肉体に適合していない精霊を宿す金持ちの奴等だけだ。
 なんにせよ、精霊も協力的ならウェジュがなくともディアディアンクさえあれば、2体の精霊を肉体やウェジュの代わりに宿らせることができるのではないかと踏んだのだ。
 ユウギは今まで一緒に行動していたなかで一番嬉しそうに笑い、感謝の言葉を口にした。

「バク」
「ぁあ?」

 精霊を呼び出すためか、数歩離れた場所に立つと、ユウギは一度こちらを振り向きまた笑った。

「ぇ……」

 ただ、先ほどとは全く違う笑みで、驚いたオレ様をよそに、ユウギはまた嬉しそうに言った。

「おそろい」

 そのあまりのミスマッチさにほんの少しばかり呆けたが、「おそろい」なのが嬉しいのは本当だろう。

「……ああ。そうだな」





 笑っていたんだ。
 いつかの日のように、喜びを露わに、笑ったんだ。
 なんの不安も躊躇いもなく、嬉しくてしかたがないという笑みを浮かべながら言ったアイツの言葉に、オレはほんの少しの疑いも迷いも、考えもせず頷いた。
 それが、最後の笑顔になるなんて知らなかった。
 どうして、あの時。アイツがあんな風に笑ったのか、あんなコトを言い出したのかオレには理解できない。
 理由を答えられても、意味が分からない。
 もっと、詳しく聞いとけば、こんなコトにはならなかったかもしれない。
 こんなコトになるなら、頼まなかったのだから。
 今のままでも、充分なはずだった。
 更なる力を求めさえしなければ、こんなコトにはならなかった。
 オレはやり場のない感情を全て王に向け、その数刻後、王宮に足を踏み入れた。
 ユウギが遺した精霊獣とともに復讐を遂げるため、自分の正義を貫き通すため。
 まさかそこで、ユウギと瓜二つの少年王を目にすることになるなんて知る由もなく――




 全て、夢なら良いのにと思ったのは、これで二回目だ。






**
あの、まめ……
いろいろ ……ごめん

いろいろの内訳↓
完成にかかった日数(ほんとごめん
当初の設定と微妙に違う盗賊王とかその他もろもろ(マジごめん
理解しにくい文面(私にも難しい←
とにかく完成までにかかった日数(ほんっとーにすまん
続くような続かないような終わり方(てへ☆
実はマリクとか 登場させたかったとか言う話(……っ、ごめん


とりあえず……終わったよb

リ「最終回。ボンゴレッツラジオだぞ。やっぱりダメダメのダメツナがやらかして、先週の放送はおじゃんになっちまったから残念ながら今回で最終回だ」
綱「……さんかいもいわなくたって、いいじゃん」
リ「テメーがダメダメのせいだろ」
綱「ソーデスネ」

綱「結局全然番組組めなかったなぁ」
リ「お前のせいでな」
綱「なっ……半分は認めるけど、もう半分はちがうだろ」
リ「オメェのせいだぞ」
綱「お前が」
リ「ダメツナ」
綱「……もーいいよ。わかったよ。オレのせいね。はいはい、すみませんでした!」
リ「わかればいいんだぞ」
綱「……」
リ「で、だ。結局企画が通らなかったからな、この最終回ではゲストとして三橋廉と武藤遊戯を呼んだぞ。あとはなんかテメェらでなんとかしろ」
綱「えっ!ちょ、リボーン!そんな事言ってもそんな人たち来てないよ!?っていうか誰!!」
リ「そのうち来るだろ。じゃーな」
綱「そのうちって……!あっ…、ちょ、ほんとに行っちゃうのかよ!?」

~五分後~

ガチャ

?「ご、ごめんな、さい……」
綱「えっ、あの……えっと、どちら様でしょうか」
?「オッオレは、なんか……呼ばれて……」
綱「あー。じゃぁ、えっと、ミハシさん?」
三「そ、うです」
綱「えっと、まぁ……今日は宜しくお願いしますね」
三「ょっよろしく」
綱「……あれ?ミハシさんって、お幾つなんですか?」
三「じゅ、じゅう、ろく」
綱「先輩じゃないですか!敬語なんか使わなくていいですよ」
三「でも……」
綱「オレ、中学生ですし。オレなんかに敬語なんて……」

カチャ

?「あの~、すみません。遅れました」
綱「あっ、えー……ムトウ……くん。だよね」
遊「そうですけど…………すみません。名前で呼んでくれませんか?」
綱「えっ?なんで」
遊「名字呼びって、ボク慣れてなくて……」
綱「そう言うものかなぁ?」
遊「あははー。ボクは遊戯。武藤遊戯だよ」
綱「遊戯くんだね。よろしく。あっ、全員揃ったし、丁度いいからお互いに自己紹介しませんか?」
三「ぅ、うん」
綱「いいんだぜー」

綱「えっと、まずはオレから。沢田綱吉、並盛中学2年です。よろしくー」
遊「よろしくー」
三「よっ、よろしく」
綱「……」
遊「……」
三「……」
綱「……」
遊「……」
三「……」
綱「あの~、どっちか言ってくれないと……」
三「さ、さき、どうぞ?」
遊「えっ、いや、ボクは最後でいいですよ。お先にどうぞ」
三「ぅ。……………ぇっと、じゃあ、みっ、三橋廉。西浦高校一年……です。よろしく」
綱「よろしくお願いしまーす」
遊「よろしくー。……あっ、じゃあこの中ではボクが一番お兄さんだ!」
綱「そうですね~……ってぇええ!?」
三「!?」
遊「なっ、なんだよ二人とも。そんなに驚いて……」
三「えっ、いま、いくつ……ですか?」
遊「17。高校2年だよ。あっ、でも敬語なんて使わなくていいよ。慣れてないし……」
綱「高2ィっ!?」
遊「……」
綱「あっ!すっ、すみません!別にその……」
遊「……いいよ。慣れてるから。……中学生の君より背、低いしね……」
綱「あぁ……いや、そのー……(気まずっ)」

綱「とっ、とりあえずお菓子でも食べて気分転換しませんか!?」
三「おっ、おかし!」
遊「そうだねー」



綱「三橋さん……」
三「むぐむぐ……む、ぁ、ごめんっ。オレ、食べ過ぎだよね……」
綱「いや、それはいいんですけど……。意外で……」
三「う?」
綱「なんか、一番お菓子食べるのは遊戯さんかオレかなぁーとか思ってたんで」
遊「うん、ちょっと意外かも」
三「ごっ、ごめんなさい」
遊「えっ、なんで謝るの!?」
綱「三橋さんは全然悪くないんですけど!?ただ意外だなって思っただけで……」
遊「そうそう!……あっ、じゃあこれも開けるね」
綱「なんですか?それ」
遊「敬語はいいってば。これはボクが持ってきたお菓子なんだ。ここ、お菓子がいっぱいあったから要らないかと思ったんだけど……」
三「……(キラキラ)」
遊「開けちゃおっか」


綱「っへー。三橋さんって野球部なんですか」
三「ぅ、ん。下手……だけど」
綱「オレの友達も野球部なんですよ。中学だけど」
遊「綱吉くんはなんか部活やってるの?」
綱「いえ、オレは帰宅部です」
遊「ボクもだなー」


綱「一番今ハマってるのはアクションRPGだなぁ。でも、チビどもと遊んでる時間が多いから格ゲーの方がやってる時間ながいですね」
遊「ボクも格ゲー好きだよ!でも、一番はカードゲームかな?」
綱「あっ!思い出した!」
遊「え、なにを?」
綱「デュエリストキングの武藤遊戯さんだったんですね!」
三「な、に?それ」
綱「三橋さん知らないんですか?」
三「オレ、野球ぐらいしか……」
遊「デュエリストキングって言っても、ボクは……違うんだけどね」
綱「え?」
三「……ううん。なんでもないよ」





綱「なんか、結局食べて、ちょっと話しただけで終わりそうなんですけど……」
遊「っていうか、これ何のための集まりだったの?」
綱「オレはリボーンに任されただけだからなぁ……」
三「リボーンって?」
綱「赤ん坊ですよ。本人はマフィ……カテキョーって言ってるけど」
遊「か、変わってるね」
綱「ぅ、うん。いろいろとね……」

綱「まぁ、そんなわけで時間なんですけど……。二人とも最後になにか言いたいことありますか?」
遊「特にないけど」
三「なぃ、よ」
綱「……んじゃあ、この辺でお開きにしましょうか」
三「ぅ、うん」
綱「ここまで付き合ってくれてありがとうございました。楽しかったですよ、意外に」
遊「こちらこそって言うのはおかしいかな?ボクも楽しかったよ」
三「おっ、オレも!楽しかった!」
綱「また今度会えたらいいですね~」
遊「あっ、だったらボク三橋くんに野球教えて欲しいな!」
三「えっ!?オレ、に?」
遊「うん。ボクの友達ってみんなスポーツとか好きなんだけど……ボク下手だからみんなボクに付き合ってゲームの相手をしてくれるんだよね」
綱「あっ、だったらオレも教えて欲しいです!」
三「ふっ、ふたりとも?」
綱「オレキャッチボールもできなくて……」
遊「教えてくれないかなぁ今度」
三「……たら」
綱「え?」
三「……オレで、……よかったら」
遊「ホント!やったぁ!」
綱「秘密の特訓ですね!」
遊「だね!」
三「ふひっ」


リ「なんだかあっちの三人は随分楽しんでるみたいだがもう時間だぞ。ボンゴレッツラジオは泣いても笑ってもこれで最後。じゃーな」


――プツン――
















****
いろいろごめんなさいでした

2/ 4月 9:19
From 廉
件おめでとうございました―――――――――――――――昨日誕生日だったんですね。オレ、利央くんに聞いたんです。
遅くなったけど、おめでとうございます。


--------------------------------------------------
 好きな奴(別に深い意味はない)から届いたメール。
 本文には、オレの誕生日を祝う言葉が書かれている。
 しかし、オレの誕生日は2月2日。今日は2月4日。
 オレはとりあえず、間違った情報の出どころ辺りをシめにいこうと思ってるんだが……。

「どう思う?」
「……ほどほどにしとけよ」


**

準さんはまだ恋に目覚めてない設定で
……また 忘れてたとかじゃないんですよ 誕生日
 帰りのホームルームが始まる直前。ガラガラっ、と大きな音をたてて戸が開いたと認知した次の瞬間、凍りついたのはオレ一人じゃないことは確かだ。

「綱吉、行くよ」

 全校生徒、ヘタすると地域全体にに効力を発揮するのではないかと思われる存在が恐れ多くもダメツナのオレに注目を当てている。
 当然、クラスの目もオレに向けられる。が、実は悲しい事にこれは一度や二度の出来事ではない。
 最初は泣く子も黙る並盛中恐怖と風紀の代名詞であるヒバリさんが何故オレに用事があるのかと、ひどい失態をしたんじゃないか、まさかクラスに火の粉が飛ぶことはないだろうな、というかまずヒバリさんに目を付けられるなよ、いい迷惑だとかいった非難の目を向けられていた。しかし、次の日青あざもなにもないオレが普通に登校して1日を過ごせた事と、そのまた次の日にまたヒバリさんが放課後わざわざ呼びに来て一緒に教室を出ていった更にその次の日もなんら変わりなく登校してきたオレ。
 自分たちに被害がないとわかった今ではいったいなんでこうも呼び出しをされているのか。呼び出されたあと一体なにをしているのかという好奇と詮索の混じった視線をオレに向けている。
 ここでヒバリさんに付いていくのを断っても、結局は引きずられて行くのだから意味はない。下手すると、逆にキズが増えるのはもう一番最初に学習済みだ。
 だいたい、今までの経過と経験からすると……というか最初にされた頼まれ事からいって、ケンカを仕掛けられるなどといった危険性は無い……はず。たぶん、うん。……ヒバリさんの気が変わらなければ、オレが得することだけだ。
 オレは腰を上げた。

「……わかりました」
「十代目!」

 ガタンと席を立った獄寺くんと目があった。

「大丈夫。全然、心配しなくていいから」
「しかし……」
「だって」

 怪我したりすることはないし、ただ付いて行って、「頼み」を聞けばあとは用意してあるお菓子全部食べていい。って言われたからオレだって怖いのを我慢して付いていけるんだ……ということは言ってはいけないらしく、背中に鋭すぎる程の視線を感じた。

「……これで何回目だと思ってるのさ」
「23回目です」
「……数えてたんだ」

 じゃ、行くからと一言告げて、オレは教室を出て行った。




**
えっと テンション低いな コレ
そんでもって 文がおかしすぎる
続き 書くつもりはあるけど……書き終わるかな……
※闇人格別個体&現世パロ
私の趣味により獏良sが性格破壊&空気じゃなくなってます
むしろ城之内が空気かも
もちろん遊戯受 だよ た…ぶん
……で、OK?











  明日の予定


 楽しい楽しい昼休み。
 いつものように遊戯くんはみんなと一緒にごはんを食べていました。
 その中で、見かけによらず一番お弁当の中身が多い獏良了くんがそういえばとみんなの明日の予定を聞きました。

「明日ボクの家に来ない?新しいシナリオができたんだ」

 それを聞いた城之内くんは目を輝かせて話に乗りました。

「マジかよ!よっしゃ、勇者城之内様は
もちろん冒険に出掛けるぜ!」
「オレも明日は暇だし行こうか!城之内の間抜けっぷりを拝ませてもらいに」

 城之内くんの悪友であり相方の本田くんも笑い、ちゃちゃをいれながらも話に加わります。

「なんだとぉ!」
「やるかぁ!?」

 そんな中、遊戯くんは一人頭を捻っていました。

「うーん……」
「遊戯くん?」

 獏良くんが不思議そうに尋ねました。 なぜかと言えば、ゲームと聞いてまず最初に反応を見せるのは遊戯くんなのに、珍しくこの話をだしてからうんうんと唸っているだけ。そんな珍しい姿がかわいいからと、少しの間眺め続けていたけれども流石に心配になったのです。
 獏良くんの呼びかけに顔を上げた遊戯くんは、とても残念そうに言いました。

「……ごめんね、明日はちょっと……」

 その時です。

「なんだとぉっ!!」

 ものすごい轟音とともに、怒声ともとれる大きな声が教室に響きました。
 引き戸を勢いよく開けて現れたのは獏良くんと双子の承くんでした。
 ずんずんと席まで歩み寄るとバァンと音をたて机に手をつき、遊戯くんを鋭い目で捕らえました。

「貴様が来ないとはどういう事だ遊戯ィ!」

 このタイミングといい、どうやら話を最初から聞いていたようです。
 それにしても、他にも沢山のクラスメイトたちがお弁当を和気藹々と食べている中、窓際での遊戯くんたちのやりとり聞き取るとはものすごいスゴい聴力です。

「ばっ、バクラ君!?」

 突然現れた隣のクラスの獏良承くんに驚いて、遊戯くんは大きな目をパチパチと瞬きました。

「応えろ遊戯!」
「おいバクラ!いきなり現れて何のようだ!!」
「ケッ!テメェ等には関係ねぇよ。引っ込んでな!!」
「なんだと!」

 遊戯の胸ぐらを今にも掴みかかっていきそうな獏良承……バクラ君に城之内くんが挑みます。
 双方の険悪なムードが当たりに広がっていく中で本田くんが制止の声を上げました。
 しかし、二人は一向に睨み合いを止めません。

「……丁度いい。貴様はなにかと目障りだったんだ」
「オレをあんまりナメねぇ方が身のためだぜ」
「ほざけ」
「おい二人とも……」
「遊戯くん。明後日なら平気かい?」

 そんな二人がまるで見えていないかのように獏良くんはごくごく普通に尋ねました。
 その落ち着いた声に遊戯くんは、はっと現実に引き戻されたのか、微妙な相槌をうつと少し考えてからごめんねと言いました。

「明日、アテムが家に来るんだ」
「アテムくんが?」

 アテムくんとは遊戯のおじいちゃんがエジプト旅行中に知り合った遊戯くんそっくりのエジプト人です。知り合ってもう十年以上します。

「アイツ、また来んのかよ」

 心底忌々しそうに、いつの間にか城之内くんとのバトルを切り上げたバクラ君が言いました。
 またと言うのは、つい先週にも彼が日本へやって来ていたからです。その前は流石に1ヶ月前だけれども滞在期間がハンパなく長かったのです。それより前に来たのでも、月に一度は来てるはずという頻繁さ。
 更に補足として付け加えるならゲームの腕は天才的で、特にデュエルモンスターズではキング・オブ・デュエリストの称号を持つ程です。
 海馬コーポレーションの若社長もあらゆるゲームのエキスパートですが、アテムくんはその更に上をいっているのではないかと身内では話しています。
 因みにカードゲームではアテムくんの方が上なのは全国に知られています。だからこそキング・オブ・デュエリストと呼ばれているのですけれど。
 バクラ君は一言で、誰にでもわかりやすく言うとそんなアテムくんが超大嫌いなのです。

「うーん、まぁ、そういうわけだから明日明後日、アテムも一緒ならいいけど」
「冗談っ!絶対反対!!」

 即座にバクラ君は声を荒げました。

「……って、バクラ君がいうでしょ」

 遊戯くんはどうもウマの合わない二人を気遣ってくれていたようです。
 その言葉に獏良くんはにっこりと微笑みながら弟に言いました。

「お前、明日一日ホテルにでも行っててよ」

 それを聞いたバクラ君。悩んで悩んで、躊躇いに悩んで絞り出した答えが拒否。

「んじゃあよぅ」

 まだバクラ君を睨みつけていた城之内くんを宥めていた本田くんが言いました。

「遊戯んちにオレたちが遊びに行けばいいんじゃねぇか?」
「それイイ!」

 今度は城之内くんが即座に反応しました。
 さっきまでの恐い雰囲気も、その素晴らしい思い付きのおかげでどこかへ行きました。本田くんはすごいですね。

「オレ、前回アイツが来たとき会わなかったし、久しぶりにアイツともデュエルしてーし!」
「そうだね。久しぶりに城之内くん達と会えたらアテムも喜ぶよ、きっと!」
「じゃあ、TRPGはまた今度だね」

 なんだか一人を除いて、みんな乗り気です。
 そのバクラ君は、「反対」の一言を言い出すのをプライドが許さず、「ぅ」とか「ぁ」とか呟いている間に昼休みが終わってしまいました。



 結局。
 城之内くんは急にバイトのシフト変更が伝えられ、本田くんには母親から弟の面倒をみるように言われ、獏良くんは弟による必死の妨害によって三人とも遊びに行くことができなくなりました。

リ「チャオスっ。第2回ボンゴレッツラジオ局始まるぞ。司会進行役は前回と同じくはオレ様とダメツナだ」
綱「なんでそんなに偉そうなんだよお前!」

リ「今回は前回の予告どおり、ゲストがいるんだぞ」
綱「あぁ、うん。……いるね」
獄「十代目っ、どうしたんですか?どこか具合が悪いんすか?」
綱「いや、具合が悪いとかそんなんじゃないよ。ただもうちょっと離れて欲しいかなぁーなんて」
獄「そうっすか?辛ければいつでも言ってくださいね」
綱「う、うんありがとう……(離れてはくれないのか)」
リ「と言うわけで、ゲストは獄寺隼人だ」
綱「ひそひそ(なあなあ、リボーン)」
リ「ひそひそ(言っとくが、席は毎回これで固定だぞ)」
綱「ひそひそ(交換してくれよ)」
リ「じゃ、最初のコーナーにいくぞ」
綱「そんなぁ!」
獄「?」

『僕と君とで争奪戦!』

獄「……十代目、やはり調子が悪いのでは」
綱「いや、獄寺くんがもうちょっと距離を置いて座って、オレのことを常に見つめてなければ精神的にかなり良くなるんだと思うけどそれは……イヤなんでしょ?」
獄「いえ、ムリなんです」
綱「……変わらないよ」
リ「そこの2人。アホやってないで早く進めろ」
綱「進行役はお前も一緒だろ」
獄「わかりましたリボーンさんっ!よし、テメェらよく聞きやがれ」
綱「(なんでケンカ腰なんだろう……)」
獄「このコーナーではテメェらの送ってきた実際にあったバトルや、自分で考えたバトルの話なんかを紹介してやるコーナーだ」
綱「(っていうか、獄寺くんって司会進行役じゃないよな……)」
獄「要するに、気分爽快になるようなボム炸裂の話や、オレが数々の難関を打ち負かし十代目の右腕になるまでの話。十代目とオレの夜のゴフっ」
綱「ぎゃあっ!吐血ぅ!?獄寺くん大丈夫!?」
リ「ただの鼻血だろ」
獄「すみません。つい……興奮して」
綱「なぜなにに!?」
リ「ツナ、獄寺はほっとけ」
綱「う、うん……」
リ「とにかくだ。今獄寺が言った前半辺りのストーリーを紹介するコーナーだ」
綱「まぁ、この企画は失敗だと思うけどなぁ……」
獄「なっ、なぜですか」
綱「えっ、だってこんなお題送りにくいし作りにくいし意味不明じゃんか」
リ「それは一理あるな」
獄「まぁ、確かに……ちょっとわかりにくいっすね」
綱「ちょっとどころじゃないと思うんだけど……」
リ「んじゃ、企画変えるか」
綱「えっ!そんな簡単に変えていいの!?」
リ「ルールがなんだオレには銃がある」
綱「改変しすぎて元ネタがわからないよ。ってか脅しかよ」
獄「十代目っ!ダイナマイトなら持ってます」
綱「激しく関係ないから!張り合わないで」
リ「元ネタだって買収じゃねーか」
綱「確かにそうだけどさぁ……」
リ「よし、じゃあ来週からは別の企画にするぞ」
綱「え!?マジで?」
リ「視聴者からなんかいい企画内容があったらもらって、なかったら仕方なしに『アナタも今日から管理人』だ」
獄「それはどんな企画なんっすか?」
リ「来週になったら言うぞ」
綱「えっ、でもこの放送あとにか……」
リ「黙れ」
「『ア・モーレ!』」

綱「なあリボーン、だからあと二回しか」

――チャキ

リ「次のコーナーだ」
綱「!こっ、このコーナーでは皆さんの好きなモノを紹介していって、より多くの人に知ってもらい、あわよくば好きになって貰おうという企画です」
リ「じゃ、いくぞ。HN.ハルハル からのだ。獄寺、読め」
獄「はい!えー、『初めまして、ハルハルです』。おう」
綱「初めましてー」
リ「チャオ」
獄「『わたしはケーキが毎日ワンホール食べたくなるほど大好きですが、残念なコトにそんなお金はないし、毎日食べちゃうと太っちゃうんで食べられません。だからケーキの日を作ってその日だけケーキを二個食べることにしています』」
綱「(……あれ?)」
獄「『お気に入りのお店はス○○トベリー!季節限定ケーキが毎度楽しみですし、ケーキはもちろんシュークリームも安価で超美味しいんです!』」
綱「(これってまさか……)」
獄「『そんな私が今最もラブなのは沢田綱吉、ツナさんです!』……ってナニィィイイ!」
綱「スト――ップ!!これハルのだろ!?なんでハルが投稿してんの!?」
リ「視聴者だからだろ」
獄「待ってくださいリボーンさんっ!こういった投稿はここで許されるんですか!?」
リ「許すもなにも今おまえがもう言っちまっただろ」
獄「そんなっ!オっ、オレはなんてことを……」
綱「っていうかなんかなにかがおかしいよね!?これ!」
リ「楽しけりゃいいだろ」
綱「良くないよ!獄寺くんだってびっくりして…」
獄「あぁ!なんてチャンスを逃したんだ!!」
綱「……」
リ「悔しがってるみたいだな」
綱「なんで!?どこに悔しがる要素があったの!?」
リ「時間の都合上今日はここまでだな」
綱「なにこの超展開!!」

リ「この放送の感想やコーナーへの宛先は『sorara-keika@newad.jp』までメールを送るんだぞ」
綱「ちょちょ、獄寺くんはこのまま放置なの!?仮にもゲスト放って置いていいのかよ!?っていうかこのほうそ」
リ「件名にはコーナー名、もしくはラジオ感想と明記しろよ。HNは本文のどこかしらに書いてな。……挨拶と一緒にでもかまわないぞ」
綱「おーい、リボーンさーん……」
リ「人気ねぇんだからしゃあねーだろ。次週はゲストがいねーからちゃんとした放送を期待しとけ」
綱「それはわかってるけど……。じゃあ獄寺くんこのままでいいの?なんかもう遠すぎるトコロにいっちゃってるんだけど」
リ「じゃあな。Arrivederci」
綱「えっ、終わり?まっ、待てよリボーン!ほんとにどうするんだよこれ!」
リ「部下の不始末はボスが付けるもんだぞ」
綱「いやいやいや。不始末どうのの問題と違うし、そもそもオレ達は友達で……って待てってば!おいリボー」

ブツン
プロフィール
HN:
そらら けいか
性別:
女性
趣味:
自己の追求(?) 絵とか
自己紹介:
落ちるとこまで堕ちた たぶんオタク人
夢は書く派でさらりと読む派でも書き終わったことはない
CPは NL BL GLバッチ恋☆
欲望のままに生きるダメな人の見本

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