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めんどくさがり恵香の日記&小話 ◇=復活 ♪=O振り #=YGO 無印=その他オリとか
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(ちょっとまめと一緒に設定を考えた)
★盗賊王(バクラ)と遊戯(ユウギ)の話
アニメが基本なような原作意識のやっぱりアニメ基本な感じな
★ディアディアンクが出てくる古代妄想捏造パロ
原作を全部見てから書きたかったと言うのは秘密のアッコちゃん
しかも

★表がにょた化なので

注意です

でもかなりにょた要素少ないです
あとユウギは元奴隷でなんか言語能力がちょっとアレ?よ っていう私のいろいろある設定(ハチャメチャだなぁおぃ)
★まめの期待どおりにはできてないよ
それから
★いつも通り 文面おかしいです
突っ込まないでね
それでもよければスクアーロ






























 ありとあらゆる金銀財宝。
 それらを狙って奪う、俗に盗賊と呼ばれる者。その内の一人であるバクラという名を持つ男は、今夜王家の谷の先代国王の墓を荒らし、更には亡骸までもを盗んでくるというこれ以上のない大罪を犯してきた。
 全ては王家への復讐のため。
 そして、ついでにもう一つ――。


 さて、そのバクラと言う名の男は現在、仲間へのお宝の分配とともに臨時お勉強会を開いていた。





「ほらよ。コイツがお前のディアディアンクだ」

 数ヶ月前。とあるところで開かれた闇市に、食料などの補給もかねて立ち寄った際、好奇心に駆られて忍び込んだ商品を保管してあるテントに独り、格子に囲まれていたガキを連れ出した。ほぼ無計画だったため追っ手を撒くのも苦労したが無事成功。
 それ以来、ソイツ――ユウギも一緒に行動している訳だが、困ったことが3つばかりあった。
 まず、性別。
 最低限の食事しか与えられていなかったのは一目瞭然だったが、まさか女とは思ってなかったのだ。
 最初の内は別に男にしか見えなかったし、とくに問題もなかったので放っておいた。が、食事が良くなったせいか肉付きが良くなり最近になってはかわ……女にしか見えなくなってきた。とは言っても、元が栄養不摂生だったため女の子って感じだ。
 だが、この盗賊団の奴らは当然野郎ばかりの集団。なにかと問題を起こすのではないかと目が離せないのだ。
 残りの2つは体力と言葉。
 ユウギは、王と王宮の一部高神官のみが使うことが許されているディアディアンクもウェジュをも使うことなく精霊を呼び、使役することができる上、他人の《カー》をも見極めるという特異な才能を持っていた。しかも、普通一人一体のみ存在する精霊がユウギには二体もいる。
 しかし、その代わりに体力は想像を絶する程に普通以下(流石に一緒に行動しているうちに、少しは体力がついたと思うがそれでも低い)。その上元々言葉を発する機会が無かったらしく滑舌が果てしなく悪く、知っている単語も少なかった。
 元々馬鹿では無かったので、滑舌と言葉の意味はなんとか練習させれば教え込むことができる、と思ったら大間違い。
 意味は覚えても、喋りすぎると途中で疲れて、喋れなくなる上動けもしなくなるのだ。
 おかげで日々少しずつしか練習することはできないし、単語喋りでしか会話はできない。それなのに関わらずユウギはオレの名前を(全部言うと疲れるからと、バクラではなくバクとは呼んでるものの)無意味に何度も呼んできたり、オレの喋ったことを復唱するなどというやたらかわいいこうど……いや、只の体力消耗を繰り返している。
 このままでは、そろそろ最後の大勝負に出たいのに気がうせ……連れて行けない上、最悪足手まといになる。
 そこで、兼ねてから考えていたこのディアディアンク。

「いぁ」
「ディ、だ」

 予想以上に上手く発音することができないらしい。もう少しぐらいまともかと思っていたが……これはなかなか、つらそうだ。

「いあいあーく」
「ディアディアンク」

 ……それにしても、

「いぇあえあぅく」
「ディアディアンクだ」

 この可愛さは尋常じゃねぇ。

「であであんく」

 舌と、唇の動きを覚えるために、大きなアメジストをこっちに向けてくる様は何とも言えない。
 いつも思うが、この瞳は綺麗すぎる。
 なんだってこんなに綺麗なものが市に出されるような世の中なのだろうか。こんな世の中だからこそ会えたのだが……

「……バク?」
「あ、わりぃ。今のも間違いな」

 しまった。
 オレ様としたことが瞬間トリップしてしまっていたようだ。
 気を取り直し、口を動かす。

「ディアディアンク」
「でぃあであんく」

 それにしても、ディアディアンクのどこが発音しにくいのだろう。
 やはり舌に力を加えるのが難しいのだろうか。
 まぁ、だんだんと良くなってきているからいいか。

「ディアディアンク」
「でぃあでぃ、あんく」
「ディアディアンク」
「でぇぃあ、でぃ、あんく」
「ディアディアンク」
「でぃあ、でぇぃ、あん、く」
「っだぁぁああもういいっ!とにかくコイツは今からお前のだ!!」

 永遠に終わらなさそうだったのと、さすが体力の限界が近づいているらしく、息を切らせていたので完璧な発音は諦めた。
 だいたい、つい夢中になってしまったが「ディアディアンク」を喋れるようになるよりも先に試さなければならないことがある。

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